12/11 筑波大ワークショップ

夏合宿から3ヶ月半、分散PBLで講義や研究の合間を縫ってコツコツと開発を続け
最終成果報告会を迎えました。

本ワークショップは12月11日(金)に総合研究棟Bにて開催されました。

http://www.cs.tsukuba.ac.jp/enPiT/tsukubaws2015/

13の参加校から93名が参加し、18チームが成果をあげました!
プロダクトは一部を除きGitHubにて公開されています。
ワークショップホームページにリンクがありますのでご覧ください。

例年にまして、今年は非常に完成度の高いプロダクトが目白押しでした。
合宿の後、分散PBLでも着実に開発や検証を続けた結果です。
素晴らしい発表ばかりでした。

修了された皆様、本当にお疲れました!ありがとうございます。

午前中と午後に10分間の口頭発表を行ったのち、2時間のデモンストレーション
を実施しました。外部からも多くの方に参加していただき「是非このまま実用化してほしいプロダクトばかりだ。素晴らしい!」という声も多くいただきました。

参加者の投票で以下の3チームが受賞しました。

  • 第1位 チームさわり隊(奥村 彩水(筑波大), 山路 大樹(筑波大), 神武 里奈(筑波大), 木邑 和馬(筑波大), 夛田 一貴(筑波大), 高田 崚介(筑波大))
    プロダクト:PoiPet : ペットボトルの分別を促進するインタラクティブなゴミ箱
  • 第2位 チームTsukucha(森田 紫(お茶大), ZHANG YUNZE(筑波大), 中村 大樹(筑波大), 張 翼鷹(筑波大), 林 威(筑波大))
    プロダウト:すまほ料理人:声でスマートフォンを操作しながら料理ができる!
  • 第3位 チームCYNTS(鈴木千絵(お茶大), 兎澤 佑(茨城大), 山本 矩嗣(千葉大), 千葉 竜介(筑波大), 楢木野裕一(筑波大))
    プロダクト:ユニクロニクル:おしゃれ初心者がコーデバトルでおしゃれセンスをマスター

おめでとうございます!

8/18 ドキュメンテーション・miniPBL(1日目)

この日から午前中にはオムニバス講義、午後はminiPBLを進めます。

本日のオムニバス講義はドキュメンテーションがテーマで
イオタクラフトの塩谷さまにご講演いただきました。

開発文書は仕事を可視化(見える化)するために必須で
「行うべきこと」「進捗具合」を常に成果物と一致させることが必要です。

リーンスタートアップやアジャイル開発でも「見える化」がとても大事で
提案内容や現在の状況に適切に可視化させる必要があります。
そのために有益な文書の書き方として「事実と意見の書き分け」
「パラグラフライティング」等についてご講義いただきました。

午後はミニPBLです。
初日にテーマを決定して、リーンキャンバスは作ったもののまだアイデアは
混沌としているところが多い様子。アーリーアダプタが見つからない、
想定した課題を感じている人がいない、話しているうちにモチベーションを
見失った、などなど。それらを打開するために、前日に演習したインタビュー
を駆使して実施して想定した問題に共感する人を探し、問題の本質を掘り
下げていました。

8/21 プレゼンテーション・ミニPBL(4日目)

本日は日立インフォメーションアカデミーの増本様に
効果的なプレゼンテーションスキルについてご講義いただきました。

プレゼンテーションをより効果的にするおおくのテクニックを資料と提示
していただき、さらに4枚のスライドでプレゼンテーションを構成する方法を
ご紹介いただきました。グループワークで実施した「教室にある何かを説明する
プレゼンテーション」では、各チーム面白いプレゼンが聞かれました。

午後はminiPBL(4日目)です。各自MVPを作ったり、プレゼンを作ったり
第1週の発表会に向けて一生懸命です。

ところで今年のPBLでは「学生メンター」が私たち教員とチームを組んで
組織的なメンタリングを実施しています。その紹介を少し。

(後で追記します〜)

8/20 エスノグラフィ・miniPBL(3日目)

本日はParc日本代表の佐々さまにエスノグラフィによるユーザエクスペリエンス
についてご講義いただきました。

エスノグラフィとは本来は人類学者が行動の様式を観察して解析し異民族文化を理解するアプローチですが、そのエスノグラフィを利用して新たなプロダクトのアイデアを生み出す手法について演習を含めてご講義いただきました。

今年はグループワークを中心とした構成でした。
まずはドリップコーヒーのパックでコーヒーを入れるのを観察する演習。10グループに分かれて行い、各グループでコーヒーを普段飲まない人がコーヒーを入れ、グループの他のメンバーが観察します。普段飲み慣れている私には全く想像もつかない行動が次々と観察され驚きました。きっと開発者も想像できなかったのでは。

観察結果をまとめた後、そのソリューションをできるだけたくさん挙げる練習。チーム対抗でとにかく色々アイデアを出します。

その中で良いアイデアをピックアップして、30分でダーティプロトタイプを作ります。アイデアを伝えるプロトタイプを荒くてもいいから即座に作りだすという手法は大変興味深かったです。各チームからもとても面白い発想のプロトタイプが生まれました!

午後はミニPBL。そろそろ第1週の成果発表会も近づいているということで、成果報告会という最初のゴールに向けて何を作るかを考えましょう、という話、そしてMVP(Minimal Viable Product)についてちょっと紹介しました。

ちょうど午前に演習したダーティプロトタイプの他にも、動画や小芝居などプロダクトによるユーザの体験が人に伝えられるようなものをMVPとして各チーム作り始めました。第1週の成果報告会は提案内容の特徴が様々な形で表現される良い会になりそうです!

8/19 ロジカルシンキング/ライティング・miniPBL

本日はハーティネスの高橋さまにロジカルシンキングと
ロジカルライティングについてご講義いただきました。

ちょうど受講生の皆さんもPBLで色々考えすぎて考えが
まとまらなくなった時に、思考やアイデアを見える化するのが
大切なフェーズです。
情報整理をするツールとしてMECE(Mutually Exclusive Collectively Exhoustive)
やロジックツリーをご紹介いただきました。

またロジカルライティングについても、
事実をもとに理由を述べること、ストーリー展開を意識することなど
というポイントを教えていただき、
演習ではロジックが一貫してい無い文書の例や、説明文書の要約、
他己紹介などを行いました。

午後はミニPBLです。提案内容の対象顧客と問題、ソリューションがある程度
まとまってきたところは、必要な機能の洗い出しを始めています。
ユーザストーリーをみんなで洗い出して、時系列にそって並べストーリ化して
抜けがないかを確認したり、プロダクトの価値を与える上で重要なものから
優先順位をつけて並べてプロダクトバックログを生成していきます。

だんだん作りたいものの姿が見えてきたようです。

2015/08/17 enPiT合宿開始!

8月17日より短期集中合宿が始まりました。

本日から、ライトウェイトコースは1週間、スタンダードコースは2週間の
合宿です。初日は雨がちな天気になりますが、おかげで普段よりは気候的に過ごしやすい
環境の中での合宿開催となりました。

初日は1日かけて「アジャイル開発入門」を行います。
講師は産業技術大学院大学の永瀬先生です。

今年の筑波大enPiTではPBLのテーマとチームをこの研修の中で決定しました。
ただし事前の宿題として、受講者の皆さんには「今抱えている問題」を提出してもらい、その一覧を教室の壁に掲示してあります。午前中は、それらの課題から取り組みたいテーマを選んでチームを結成する演習をしました。

総勢93名の参加者。大きな部屋ですが教室は大騒ぎです。

結果17チームが結成されました。

そのあと、リーンキャンバスを使って、対象顧客、抱えている問題を整理した上で解決法、独自の価値提供などを考えていきます。それらをまとめてエレベーターピッチを作成しました。

午後は、まず提案内容の検証のためにインタビューを実施しました。
対象顧客を探し、アンケートをすることでニーズを確認します。教室外に出たり、電話したり、LINEで連絡取ったり。いろんな手段で提案内容に共感する人が存在するのか、具体的には誰なのか。だんだんはっきりしてきたチームもあれば、逆に混乱してきちゃったチームもありました。

合宿の1週目はテーマを固めるフェーズです。今日演習した内容を何度も繰り返し提案内容をはっきりさせていくことになります。今日の時点ではまだ混沌としているチームがほとんどですが、きっと1週間後の報告会でどのように変化するか、楽しみです。

2015年度 enPiT短期集中合宿まであと1ヶ月

あっというまに7月になり、enPiT短期集中合宿まであと1ヶ月となりました。

今年度の筑波大enPiTの参加人数は 94名。かなり大所帯なので昨年の教室に学生さんが入りきらず、教室の確保に奔走したりしております。また準備も着々と進めています。

準備の一環で、合宿に関するWebページを作りました。
http://www.cs.tsukuba.ac.jp/enPiT/summercamp2015/

合宿スケジュールや講義内容等を掲載しております。
成果報告会はどなたも参加可能です。是非お気軽にお越しいただければと思います。

皆さまのお越しをお待ちしております。

2015年度enPiT筑波大説明会の様子

2015年度enPiT筑波大説明会

2015年度になりました!

enPiTも今年度が実施三年目で授業コンテンツもこの2年の経験を経てかなり充実してきました。

2015年度も絶賛受講者募集しております。今年度の申し込み締め切りは 5月8日。意外と早いですのでみなさん忘れずに。
http://www.cs.tsukuba.ac.jp/enPiT

4月17日に筑波大学にて説明会を行いました。会場には約40名の学生さん、テレビ会議システムから愛媛大学さんと広島大学さんにご参加いたただきました。誠にありがとうございます。

私が説明を担当しましたが、enPiTは何かうまく伝わりましたでしょうか?履修をして学ぶ事は多く損することはまずない、かなりお得な授業だと思います。チームによるシステム開発を学びますが、習得できるスキルは研究にも通じるものです。
ぜひみなさん参加登録をお忘れなく!

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2014年度活動のまとめ(7月から2月まで)

2014年度の活動をリンク集としてこのページにまとめておきます。
2015年度のenPiT筑波大にご興味ある方,ご参考になれば幸いです。

2015/2/20 ビジネスアプリケーション分野ワークショップ

ビジネスアプリケーション分野は,筑波大のほかに,はこだて未来大学
産業技術大学院大学の3校が連携校としてenPiTカリキュラムを実施しています。

2014年度のまとめとして,この日ワークショップが筑波大学東京キャンパスで開催
されました。ビジネスアプリケーション分野の3連携校はそれぞれ特徴のある取り組みを
しており,ワークショップではその様子を垣間見ることができます。

まず招待講演で,CEFIL新理事長の横塚裕志さまにご講演いただきました。
今はネットや携帯端末の普及によってあらゆる業界が変革を迫られている。
例えば写真サービスはスマホ・FBに,タクシーはUBERなどの新たな技術やサービスの
出現によって従来のままではやっていけず,新たなビジネスを模索する必要がある,という
お話が印象的でした。また経営者にとってもユーザの視点に立ったニーズの発見が必要という
考えから,デザイン思考ワークショップを経営者を中心に実施したという試みも非常に興味深い
ものでした。

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次に各連携校の2014年度の取り組みについて,筑波大河辺先生,産技大酒森先生,未来大
大場先生よりそれぞれご説明いただいた後で、各連携校から2,3のPBLチームの発表が
ありました。口頭発表が各10分のあと約90分ほどの展示発表です。

筑波大からは先日のenPiT筑波大ワークショップで1位~3位になったコロジャーの「コロコロプラグ」とチームS.A.Y.の「PosMApp」,チームTKSの「CampusAR」が発表しました。それぞれ,外部のコンテストなどに自主的に参加して受賞したり,開発したアプリを実践投入したり,とてもアクティビティが高い成果でした。

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未来大からはFUN-MIT(未来大&室蘭工科大)の「えんみる」,ドライブン(未来大&室蘭工科大)の「ライトシグナル」,Joseph Hardy Neesima(未来大学、会津大学、同志社大学)の「だんらんダイニング」の3チームが発表しました。どのチームも発想がとてもユニークでそれぞれ子供,家族,車間コミュニケーションと,他者とのコミュニケーションを豊かにする暖かいアプリだと感じました。

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産技大からはIRohash(琉球大)の「eXtick」,チーム土曜日の「タビノタネ」の2チームが発表しました。産技大はスクラム型開発を実践しており,毎週の成果物の変遷に合わせて,チームの役割やモチベーションの変化,問題の発見とその対処について大変わかりやすく発表してくれました。

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口頭発表の後は展示発表です。どのブースも大変盛り上がっていました。

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その後は各大学および参加校の先生方がパネリストになってパネルディスカッション。Keep, Problem, Tryの3つに分けて今年度の振り返りをしました。PBLで学生が自主的に問題を見つけて解決するために,教員はどのように学生を支援していくべきか「教えるのではなく,学生が学びを掴み取る」という視点で議論が盛り上がりました。

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最後に表彰式とクロージング。
発表およびデモ後の当日参加者の投票より,下記3グループに優秀賞が送られました.
おめでとうございます!

  1. 第一位 タビノタネ
  2. 第二位 コロコロプラグ
  3. 第三位 PosMApp

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これで2014年度の活動はおしまいです。
懇親会でも盛り上がっていましたが,PBLは最終的な成功がゴールではなく,途中の試行錯誤で
どのように問題を解決していったかが大事。そういう意味では,各校,このワークショップに出て
こなかったチームの話のほうが他の大学に話したいくらい面白かった,なんていう話もありました。
実際私もそのように思います。
皆さま1年間本当にお疲れ様でした!

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